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新中学1年生の皆さんとおうちの方へ 「初めが肝心」
- 2015年03月23日 月曜日
≪ 初めが肝心 ≫
《Ⅰ》 まずは皆さんご進学おめでとうございます。「ああ、小学生が終わっちゃうのか。」とか「中学生になってうれしいな。」とか気持ちはそれぞれだと思います。私どもは毎年子供がこの時期を通過していくのを見ています。そして夏休みが過ぎて2学期を迎える9月に、1学期をうまく過ごしたかそれとも流されてしまったのかの結果を目の当たりにすることになります。頑張った子は授業にもよく参加し部活動にも自分の居場所を見つけ、夏休みもその課題と1学期の補習に関心がいき家庭学習の時間を管理でき、2学期もその調子で文武両道を歩いていきます。そうでなかった子は、授業の習得度が低くまた部活動に精いっぱいで、家庭では解放感からゲームやスマホに没頭し時間の管理ができずだらだらと毎日が過ぎていき、夏休みはもちろん完全開放状態で、9月には1学期の学習内容をほとんど理解しないまま2学期を迎えます。
《Ⅱ》 中学3年間で最も気を使わなければならない時期がこの中学1年の1学期です。例えば英語や数学の基礎(土台)はこの時期に学習します。英語ではBe動詞や一般動詞などの重要文法を、数学では正負の数や文字式などの基礎計算です。これらはすべてその後の勉強に不可欠な学習内容です。それらが分からないということは、小学生で言えば九九ができないのに立体の体積を計算するようなもので、とうてい最後の解答には行き着きません。この時期をきちんと乗り越えたなら、中学生としての基本的生活が身に付いており毎日何をすればいいかの目標も持って過ごすことができます。たとえ部活動で遅く帰宅しても学校との約束である宿題や今日習った教科書の確認を必ずやるという自己管理ができるはずです。時間が無いという言い訳は、時間の使い方が悪いということと同じです。少ない時間で効率よく処理していく要領の良さを磨く訓練でもあるのです。居間で話しながら、テレビを見ながら、スマホをいじりながら勉強するなどということは時間が無いという言い訳になるはずがありません。
《Ⅲ》 私どもが見てきた限りですが、正しく中学生生活を過ごしている子供の特徴は・・・
① 授業をきちんと聞いて、家で再確認する。
② 携帯、スマホ、ゲームは勉強の場に持ち込まない。
③ 学校のプリント等配布物をきちんとファイルしている。
④ 教科書を勉強の中心(よりどころ)にし、大切にしている。
⑤ 部活動も頑張っている。
⑥ 勉強や作業を集中的に短時間で処理できる。
⑦ くだらない人間関係(友達)の相手をしない。
⑧ 一緒に勉強や部活動を頑張れる友達がいる。
⑨ 自分の間違いに対し言い訳をせず、反省し改善をする。
⑩ いつも明るく、元気で、前向きである。
⑪ 姿勢が良く、身体や物を落ち着きなく動かさない。
⑫ あいさつなど礼儀正しい。
どうか、該当する特徴が少しでも多くなるように中学生の皆さんは、自己管理に意識して毎日を過ごし、それが当たりまえの状態になるようにトレーニングしてください。おうちの方もご一緒に子育てにご参加をお願いいたします。
以上