春日井の個人指導型学習塾【堀塾】

どうして学校で勉強するのか。

2023年06月18日 日曜日

中日新聞の記事に、中学生や高校生が「内申点」を良くするために必要以上に気をつかっていると書いてありました。先生からの印象を良くするために頑張って挙手したり、発言したり、期限厳守の課題の提出に追われるなど。規律についていけず取り残される生徒が出てくるおそれがあると言う意見もありました。

 

最近の風潮として自由で縛られない教育が言われていますが、物事は必ず基礎、基本があってその後に応用、発展があります。子供たちは基礎、基本を持っておらず、学校教育の中でそれらを学んでいきます。学校で「やらされている」ことは決して無駄なものではなく、社会へ出てから必要とされる存在になるための練習なのです。社会に出てから恥をかかないための、親元で失敗しても許される練習期間なのです。

 

義務を怠り権利ばかりを主張する勝手な人間が多くなったらどうなるか。国会議員に選ばれても一度も出席せず外国で暮らしていた議員が先日その資格をはく奪されました。そのうえ、脅迫の罪で逮捕までされました。「いやならやらなくていいんだよ。」という言葉は聞こえはいいですが、義務を果たしてこそ、権利を主張できるということを子供たちに教えたいと思います。