春日井の個人指導型学習塾【堀塾】

結果を求める

2018年11月06日 火曜日

最近子供たちの勉強で感じるのは、結果重視ということです。

算数の計算は途中式も書かず筆算もせず、いきなりこたえ。

ノートの取り方も書き込めば作業終了お疲れ様、のかたち。

昔の話で恐縮ですが、ノートは途中の解説や重要な点のマーク

など答えまでの過程に重点を置いていました。例としてふさわしいか

疑問ですが、「巨人の星」（テレビの野球漫画）ではマウンドに立つ

星飛雄馬（ほしひゅうま）とバッターボックスの花形満（みつる）

の心理描写がたった２コマで１０分くらい引っ張っていました。

その間、わたしたちは子供ながらにフルに想像をめぐらしたものです。

ところが現在のアニメは光がまたたく様に次々とコマが飛んで行き

印象しか残っていません。「どうだった？」と聞けば「どうって？」

と返される始末です。考える余裕などないのは当然ですが。

過程を考えることで「なぜそうなのか」「自分に今度説明できるか」

を整理でき、頭の棚に知識を収めていくことが学習であり、テスト

にもつながります。今の風潮と言ってしまえばそれまでですが

きちんとした手続きを子供たちに求めるのか、宿題やお手伝い

など（われわれにとっては）当たり前のことがきちんとできて

いればよしとするのか、難しいところです。